1. 基本的な使い方
電子印鑑を作成する手順
STEP 1
印鑑スタイルを選択
「丸印」「角印」「データ印」「手書き風サイン」から選択します。
- 丸印:個人名の印鑑に最適
- 角印:会社印として使用
- データ印:日付入りの印鑑
- 手書き風サイン:署名として使用
STEP 2
名前・テキストを入力
印鑑に表示する名前やテキストを入力します。
- 最大4文字まで(丸印の場合)
- 縦書き・横書きの選択が可能
- データ印は上段・下段のテキストを個別に設定
STEP 3
詳細設定を調整
フォントの太さ、サイズ、色などを調整します。
STEP 4
ダウンロード
「ダウンロード」ボタンをクリックして、PNG形式またはJPG形式で保存します。
プレビュー画面でリアルタイムに確認しながら調整できます。納得いくまで何度でも調整可能です。
2. PDFへの印鑑挿入方法
Adobe Acrobat Reader DCを使用する場合
STEP 1
PDFファイルを開く
Adobe Acrobat Reader DCでPDFファイルを開きます。
STEP 2
注釈ツールを選択
右側のツールバーから「注釈」をクリックし、「スタンプを追加」→「カスタムスタンプ」→「作成」を選択。
STEP 3
印鑑画像を登録
ダウンロードした電子印鑑画像を選択し、カテゴリ名と名前を設定します。
STEP 4
印鑑を配置
登録したスタンプを選択し、PDFの任意の位置にクリックして配置します。
無料のPDFツールを使用する場合
PDFCandyやiLovePDFなどの無料オンラインツールでも簡単に印鑑を挿入できます。
- オンラインツールにアクセス
- 「画像をPDFに追加」機能を選択
- PDFファイルをアップロード
- 電子印鑑画像を追加
- 位置とサイズを調整
- 完成したPDFをダウンロード
機密文書の場合は、オンラインツールではなくローカルソフトウェアの使用を推奨します。
3. Word・Excelでの使用方法
Microsoft Wordの場合
方法 1
画像として挿入
- 「挿入」タブをクリック
- 「画像」→「このデバイス」を選択
- ダウンロードした電子印鑑画像を選択
- 「文字列の折り返し」を「前面」に設定
- ドラッグして位置を調整
方法 2
クイックパーツとして登録
- 印鑑画像を挿入
- 画像を選択した状態で「挿入」→「クイックパーツ」→「選択範囲をクイックパーツギャラリーに保存」
- 名前を付けて保存
- 次回から「クイックパーツ」から簡単に挿入可能
Microsoft Excelの場合
STEP 1
画像の挿入
「挿入」→「画像」から電子印鑑を挿入します。
STEP 2
背景の透過設定
画像を選択→「図の形式」→「色」→「透明色を指定」で背景を透明にします。
印鑑画像は一度挿入したら、コピー&ペーストで複数箇所に配置できます。Ctrl+C(コピー)、Ctrl+V(貼り付け)を活用しましょう。
4. 応用テクニック
複数の印鑑を使い分ける
用途に応じて複数の印鑑を作成し、使い分けることができます。
- 承認用:シンプルな丸印
- 確認用:「確認」の文字入りデータ印
- 受領用:日付入りデータ印
- 署名用:手書き風サイン
印鑑の管理方法
専用フォルダで管理
「電子印鑑」フォルダを作成し、用途別にファイル名を付けて保存します。
- hanko_approval_yamada.png(承認用)
- hanko_check_yamada.png(確認用)
- hanko_received_yamada.png(受領用)
セキュリティ対策
電子印鑑画像は第三者に渡らないよう、適切に管理してください。クラウドストレージに保存する場合は、アクセス権限を適切に設定しましょう。
5. よくある問題と解決方法
Q: 印鑑の背景が白くなってしまう
A: PNG形式でダウンロードすることで、背景を透明にできます。JPG形式は背景が白になります。
Q: 印鑑のサイズが小さすぎる/大きすぎる
A: ダウンロード時にサイズ(小・中・大)を選択できます。また、Word/Excelでは挿入後にサイズを調整できます。
Q: 印鑑の色が薄い
A: 印刷時は画面より薄く見える場合があります。作成時に濃い赤色を選択するか、フォントの太さを「太字」に設定してください。
Q: PDFに挿入した印鑑が印刷されない
A: PDFの印刷設定で「注釈とフォームを印刷」にチェックを入れてください。
Q: スマートフォンで作成できますか?
A: はい、スマートフォンやタブレットでも作成可能です。ブラウザからアクセスしてください。